お正月のお飾りと言えば、門松・しめ飾り・鏡餅が一般的。この3つの中で「鏡餅」は飾る期間が少し違い、片付けた後に「食べる」という楽しみがあります。
鏡餅は、お正月の間「年神様」の魂が宿っていたので、神様のパワーがたくさん込められているので、最後までしっかりと頂いて、神様のパワーを身体に取り込みましょう!
しかし、鏡餅は普通の切り餅とちがってかなり固くなってしまい、調理にはひと手間かけてあげる必要が…。
ただ焼くだけでなく、子どもたちも喜んでくれる鏡餅のおいしい食べ方をご紹介していきます。
鏡餅を飾る意味は?
「鏡餅はお正月に飾るもの!」という感覚だけで飾っていたりしませんか?
昔から伝わる風習には大切な意味が込められています。毎年欠かさずに飾ることも大切ですが、その意味を理解しているかどうかも大切なポイントになってきますよ!
お正月には「年神様」が各家庭に訪れ、1年の幸せを運んでくれます。
その神様の居場所が「鏡餅」なんです。
子どもにわかりやすく話すなら…
なんて感じですかね^^
鏡餅はいつまで飾るの?
門松やしめ飾りは関東では1/7まで、関西では1/15までというのが一般的です。鏡餅を片付けるのは「鏡開き」の日です。
「鏡開き」は関東なら1/11、関西では1/20なので、門松やしめ飾りと一緒に片付ける必要はありません。
「鏡開き」の日まで飾っておきましょう。
地域によって多少の違いがあるようなので、その地域の風習に従って行ってくださいね!
硬くなった大きなお餅を食べる方法
最近では鏡餅の形をしたパックの中に、個包装されたお餅が入っているものも多くなってきましたね。
それでも昔ながらの大きな丸餅を重ねた鏡餅をお供えする家庭もあるかと思います。
本来なら鏡開きの時に木槌で割るのですが、実際はなかなか手ごわいんです…。
木槌で小さくするのが大変な時には、お餅をふやかして手でちぎる方法で行きましょう!
加熱時間は1分…30秒…20秒…10秒…という感じで、お餅の様子を見ながら加熱していってください。
手でちぎれるくらいの柔らかさになったらOKです。
レンジから出したてはすごく熱いので、手袋をするなどして火傷に注意してくださいね!
子どもたちも鏡餅をおいしくいただく方法!
鏡開きしたお餅は、お雑煮やお汁粉に入れて食べることが多いと思いますが、子どもにはあまり喜ばれないかもしれません…。かくいうkouも食べてくれません。
でも、子どもたちにもちゃんと鏡餅を食べることで、神様のパワーを頂くことの大切さを教えてあげたいですよね。
ということで、子どもたちも喜ぶおいしい食べ方をご紹介します!
かきもち
これは鏡開きの定番の一つでもあるのですが、大人も子どもも大好きですね。
私なんて食べ出したら止めるのが大変なほどですよ(苦笑)
かきもちを作るときには、鏡餅はふやかさず固い状態で使います。
おいしいかきもちを作るために、頑張って木槌で砕いていきましょう。
なかなか砕けなかったら、神様に「ごめんなさい」して包丁で1cm角くらいに切らせていただきましょう(毎年恒例)
鏡餅は飾っている間にだいぶ水分が抜けて乾燥してきていると思うので、そのままかきもちにして大丈夫です。
もし内側の方でしっとりしている部分があったら、半日くらい新聞紙の上に並べて乾燥させましょう。
お餅がけっこう膨らむので、1回にいれる量は少なめにしてください。
きつね色に揚がったら、塩や醤油でさっと味付けしたら完成です。
子どもが好きそうな、海苔塩味や、砂糖醤油味、カレー味や粉チーズ味など、いろいろな味付けを楽しんでみて下さいね^^
黒蜜きな粉餅
黒蜜+きな粉、まさに黄金の組み合わせですね。おいしいこと間違いなしですよ!
これはふやかしてレンジで柔らかくした鏡餅を使います。
黒蜜が苦手な子は、砂糖+きな粉でもOKです。
お餅はトロトロになるくらいまで柔らかくするとおいしいですよ。
イチゴ大福
大福の外側のお餅を鏡餅で作ってしまいましょう。
箸で持ち上げると、とろーりと落ちるくらいの柔らかさが目安です。
ラップの上に片栗粉を振り、その上に柔らかくなったお餅をのせて、まるく伸ばしていきます。
お持ちの真ん中にあんことイチゴをのせてお餅でくるんだら完成です。
あんこが苦手な場合は、生クリームやカスタードクリームにかえてあげてもいいですね。
その時には、カステラやスポンジケーキを中に入れてあげると、洋菓子感がアップするので試してみてくださいね!
最後に
鏡餅は、神様のパワーがたくさん宿っています。
そのパワーを頂き、健康で幸せな1年になるよう願いを込めながら、みんなが喜んで食べることがとても大切なことですね。
お子さんに鏡餅のお話をしてあげながら、一緒に作るのも楽しいかもしれません!
皆さんに撮って、この1年が平穏で幸せな年になりますように…!
コメント