福岡県小郡市の如意輪寺(ニョリインジ)の「かえる記念日」なるイベントを発見しました!「かえる記念日」とは如意輪寺で6月6日に行われる一風変わった行事の通称だそうです。
かえるの鳴き声の語呂合わせ、【けろ(6)けろ(6)】にちなんで「かえるの友の会」の会員である作家の矢島さらさんが1998年に提唱。
以後、如意輪寺で「かえる記念日」と評し、かえる説法というイベントが行われるようになったそうな…。
しかもこの如意輪寺は通称「かえる寺」なんて呼ばれることもあるそうです。
今回はそんな「かえる記念日」と「如意輪寺(かえる寺)」についてご紹介させていただきたいと思います!
如意輪寺の「かえる記念日」のイベント内容
まず、気になるのはイベント内容ですよね!
如意輪寺で6月6日に行われるイベントの流れは説法に始まり、かえるの舞い、かえる音頭、インド古典舞踊などなど…。
その他ではくじ引き等も行われます。
なお、当日限定でかえるの御朱印(6種)もありますので、気になる方は参加してみてくださいね!
如意輪寺の「かえる記念日」の開催日時
開催日時については、毎年6月6日。
13:30~かえる音頭講習会
14:00~かえる音頭 くじ引き大会
有料の物も販売されていますが、参加するだけなら無料なのでイベントのみの参加というのも一つの手でしょう!
ただ、今年はコロナウイルスによる影響が出ていますので、開催については一度問い合わせておいた方がいいかもしれません。
如意輪寺へのアクセス
如意輪寺のアクセス情報は以下の通り。
福岡県小郡市横隈1728
【車でのアクセス】小郡インターより10分(駐車場あり)
【電車でのアクセス】西鉄三沢駅から徒歩で15分
どちらにしてもアクセスはいいので、気軽に行けそうですね!
如意輪寺(ニョリインジ)とはどんなお寺?
如意輪寺は九州八十八ヵ所第3番札所でもある由緒正しいお寺の一つ。その歴史は地元で最も深いとされています。
では、どうしてカエルなのか?というのも気になるところ…。
元々は住職が25年前に中国へ旅行した際、骨董屋で見つけたカエルの置物を買って帰ったことがきっかけ。
以後、増え続けたカエルコレクションはなんと5000体以上!まさにカエル好きが高じて今に至ったというところでしょうか。
その珍しさからか海外からの参拝客も多いそうです!
どうしてもカエルのインパクトが先行してしまうお寺ですが、日本でもここだけしか見ることができない立っている観音像が見られる等、その歴史の深さに相応しい仏像が設置されているのも大きな特徴!
加えて、普段は見ることのできない秘仏の「木造如意輪観音立像」が安置されており、この仏像は県の指定有形文化財にもなっています。
12年に一度開帳されるとのことで次は2025年の予定。
興味のある方はその年に訪れてみるのもいいかもしれませんね!
その他、「ボケ封じ観音」やガンの病祈願「癌切不動明王」など。
他の寺院では見られないような仏像もありますので、カエルを抜きにしたとしても一見の価値ありと言えるのではないでしょうか。
住職も「どうしたら参拝者に楽しんでもらえるか?」や楽しくオープンなお寺がモットーらしく、ストレスが溜まりがちな現代社会において一種の清涼剤と言える場所なのかもしれません。
最後に
如意輪寺はかえる記念日だけでなく、たくさんの見所満載のお寺でした。
カエル以外にも遊び心満点のこの場所はお寺の厳粛な風景や固いイメージとは一線を画す部分が多々見られます。
その辺りには賛否両論があるかとは思うものの、個人的には好ましい思います。こうした時世だからこそ求められる場所なのではないでしょうか?
昔の風習のみにとらわれるのではなく、新しい形を模索していく重要性。如意輪寺はそれを教えてくれる場所と言えるのかもしれません。
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