インフルエンザに胃腸炎、溶連菌にヘルパンギーナ、手足口病にアデノウイルスなどなど…、私たちの周りにはたくさんのウイルスや細菌が存在しています。
その種類と数はとどまるところを知りません。
2020年には「新型コロナウイルス(COVID-19)」も大流行し、恐慌状態になっていますよね…。
子どもが成長していくうえで免疫力を高めていくためには、ある程度のウイルスや細菌に接触することも必要ですが、危険を伴うウイルスや細菌も存在します。
また、さまざまな除菌グッズが巷にはありますが、シーズンによっては品薄な状況も発生してしまうことも…。
そんな時でもウイルスから身体を守るために出来るのが「手洗い」です。
ママとしては子どもたちにはこまめに手洗いしてほしいのに、子どもはしっかりと洗ってくれない…と悩むママの多いのではないでしょうか?
そんなママたちのために、子どもが楽しんで手洗いしてくれる方法をご紹介します。
なぜ子どもは手洗いを嫌がるの?
子どもが手洗いをしたがらない理由…それはきっと「めんどくさいから」でしょう。
「早く遊びたい」
「早くおやつが食べたい」
楽しいことが目の前に待っているのに、大好きなものの前に現れる「手洗いの壁」。
子どもからしてみたら「早くどいて!」という気持ちでしょうね。
想像してみて下さい…ママの目の前には大好きな芸能人が!(わたしは小泉孝太郎さんが好きです!笑)
「あと少しで触れられる!」というところで警備員さんが「手荷物検査です!」と登場。
「も~っ!」てなっちゃいますよね。
でもママは大人なので「大好きな人に会えるのだから手荷物検査は必要なこと!」と理解し、はやる気持ちを抑えて警備員さんに応じるでしょう。
ママの「手荷物検査は必要なこと!」という理解と同じように、子ども自身に「手洗いは必要なこと!」という認識があれば、めんどくさいと思うこともなくなるのでないでしょうか。
手洗いに対して子どもが「手洗いしなさいって言われるからやる!」と意識をしておかないと、楽しい事の前に登場する手洗いはうっとうしい壁にしか見えません。
また、子どもは楽しいことが大好きですが「手洗い」に楽しみを感じない…だからめんどくさいと思ってしまうのでしょう。
という事は…「手洗いが大切なこと」である認識と、「手洗いが楽しいこと」であれば子どもたちは進んで手洗いをしてくれるようになる!という事ですね。
子どもに手洗いの大切さを教える方法
子どもに手洗いの大切さを理解してもらうには、子どもにわかりやすく「何のために手洗いをするのか」という部分を伝えていく必要があります。
でもこれって簡単そうに思えて、なかなか難しいものですね。
「手にはばい菌がいっぱいついてるからきれいに洗おう」と言っても、ばい菌は目に見えません。
「僕の手はきれいだから大丈夫!」と言われてしまえばそれまでですね…。
どう説明すればわかってもらえるんだろう…
言葉だけではなかなか伝わりにくく、子どもがわかりやすいように説明するのも難しいものですよね…。
そんな時は、絵本や動画に力を借りましょう!
絵本や子ども向けの動画は、子どもの目線に合わせてわかりやすく手洗いの大切さを教えてくれます。
子どもの好きなキャラクターの絵本や動画を見れば、「○〇がいうならそうかもしれない!」と急にやる気見せることもありますよ。
手洗いをテーマにした絵本と動画をご紹介していきますので参考にしてみて下さい。
読んで手洗い!おすすめ絵本
手洗いの絵本があるってご存知ですか?
可愛い絵本を見たら、子どもも目を輝かせながら手洗いしてくれますよ!
てあらいえほん あわまる/ライブエンタープライズ
子育て家族を応援する会社「ライブエンタープライズ」が発売している「あわまる」。
これはただの絵本ではありません。
手洗いの大切さを教えてくれるお話の内容にプラスして、お子さんが自分の手で石鹸を作ることが出来るキットがついているんです!
お話の舞台はお掃除大好きなピカピカ町。
そこに訪れた「バイキンズ」!
ピカピカ町のみんなは力を合わせて「あわまる」を作り、バイキンズをやっつけます。
そこで絵本を読んでいるお子さんも一緒に「あわまる」を作ってバイキンズをやっつけるお手伝いをしましょう。
「あわまる」は粘土せっけん。
粘土のように手でこねこねしながら丸めていくだけでせっけんが出来るので、小さなお子さんでも楽しく簡単にせっけんを作ることができます。
この粘土せっけんは植物性のオイルを使っているのでお子さんの敏感な肌にも安心です。
自分で作ったせっけんで毎日手を洗えるなんて楽しいですよね。
お子さんもピカピカ町の住人になったように、手洗い大好きになってくれるはずです。
さらにおまけとしてついている絵本にも登場する「しずく先生」のシールでうがい上手にもなれちゃいますよ。
「しずく先生」のシールを洗面台の上の方や天井に貼り、しずく先生を見ながらうがいをすると顔を上手な角度にあげることが出来ます。
このシールは防水なので、お風呂に貼ってうがいの練習に使うこともできますよ。
お風呂だったらうがいを失敗して洋服を濡らしてしまう心配はありませんね!
えほん もやしもん きんのオリゼー てをあらおう(講談社)
作・絵:石川 雅之
まんが「もやしもん」の菌キャラ達が絵本に登場して、手洗いの大切さをわかりやすく教えてくれます。
インパクトありの表紙に大人も手を伸ばしたくなる1冊です。
「なぜ手洗いが必要なのか」「手をきれいにしないとどうなるのか」を子どもたち目線で説明してくれるお話です。
手洗いの必要性と正しい手洗いの仕方はこの1冊でばっちりOKですよ!
ママやパパが頑張って説明するよりも、オリゼーに任せてみませんか?
「もやしもん 絵本シリーズ」はこの手洗い以外にも、日常生活のあらゆる場面をテーマにして様々な菌キャラが登場してくるので合わせて読んでみるのも楽しいですよ。
じゃぶ じゃぶ じゃぐちくん(講談社)
作:新井 洋行
お砂場セットにスニーカー、泥んこだって「じゃぐちくん」をきゅってひなればピカピカ。
ペットの子犬も大好きなイチゴもみんなピカピカ。
バイキンだらけのおてても「じゃぐちくん」と一緒にきれいにしましょう。
繰り返し出てくる「じゃぶじゃぶじゃぶ」にのリズム感が子どもたちの心をつかみます。
「手のひら、手の甲、指の間」と子どもが覚えやすいフレーズなので、手を洗いながら口ずさんでしまいますよ。
そして「じゃぐちくん」の表情がなんとも優しくてかわいいのです。
私は思わず、家の蛇口に「じゃぐちくん」の顔を描いてみたくなってしまいました^^
絵が大きくて、文字が少ないので1~2歳児くらいの「手洗い入門」におすすめの1冊です。
動画を見ながら子どもと一緒に楽しく手洗い
動画だと人気キャラクターと一緒にお歌と画像で、子どもたちも楽しく手洗いを覚えられます。
今回ご紹介するのは、あの人気通信教育の「しまじろう」!
しまじろうは、「しまじろうちゃんねる」というYouTubeチャンネルがあるんです。
親子で手洗い しまじろう あわあわてあらい
子どもたちに人気者、しまじろうが正しい手洗いの仕方を教えてくれる動画です。
「花王」が手洗いの仕方を歌にした「あわあわてあらいのうた」に合わせてしまじろうが手洗いの見本を見せてくれます。
この「あわあわてあらいのうた」は歌詞に合わせて順序良く手洗いすると、洗い残しなしで洗えるというすばらしい歌なんです。
Kouが保育園でこの歌を覚えてきたときには「なんてすばらしい!」と絶賛してしまいました。
しかも、子どもが覚えやすい歌詞なので、保育園ではみんなが歌いながら手洗いをしているとか。
この歌は是非とも皆さんに見ていただきたいです!
「花王」のホームページでは動画の他に「あわあわてあらいうた」のポスターがダウンロードできるので、洗面所の横に貼っておくのもおすすめです。
歌詞付きなのでなかなか覚えられない…なんて心配もいりませんよ。
最後に
ウイルスや細菌から身体を守るために「手洗い」は必要不可欠です。
手洗いの必要性を知っているか知らないかで「手洗い」に対する意識には大きな差が生じてしまいます。
手洗いの大切さを知り、楽しく手洗いできれば病気に罹りにかかりにくい身体になりますよ!
ぜひ、お子さんと一緒に楽しく手洗いしてくださいね^^
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