大雨や地震…今年は大寒波による大雪による自然の猛威による災害のニュースがたびたび飛び込んできます。
そんなニュースを耳にすると「もしもの時の為にちゃんと防災グッズを用意しておかなきゃ!」と思うのですが、その意識も時間と共に薄れてしまうものです…。
しかし、今の日本いつどこで突然の災害が起こるかわかりません。
2020年の熊本に記録的な大雨が降った時、実は私は息子と鹿児島の実家への帰り道に熊本で足止めを食いました。
実家から自分の家への帰り道だったので、なんとか着替えはありましたが防災の準備というものは全くしておらず泣きわめく息子に申し訳ない気持ちになりました…。
いつ災害に遭うかなんていうのは、神のみぞ知るですが…常に防災に対する意識を持つことが大切ですね!
特に幼児がいる家庭では、通常の非常時持ち出し品にプラスして、子どもが生活する上で必要なものも含まれてきます。(私は完全にここでつまづきました)
また、避難所での生活を余儀なくされた場合、幼児などは環境の変化により過度のストレスを感じてしまうことがあります。ストレスを感じることにより、ちょっとしたことでぐずってしまったり、体調を崩したりしてしまう子もいるでしょう。
そんな時のために、生活に必要なもの以外に、子どもの気が紛れるものなどがあると良いかもしれません。
もしもの時の備えとして日頃から準備しておきたいものをご紹介していきますので、参考にしてくださいね^^
幼児のいる家庭での非常持ち出し品
避難してから様々な救援物資を受けられるまで、3日ほどかかると言われています。そのため、非常持ち出し品は最低でも3日分は用意しておきましょう。
特に、子どもに必要な物資は数が限られていたり、一般的な物資よりも遅れてきたりする事も考えられます。
そのため、少し多めに用意しておいた方が安心かもしれませんね。
では、用意しておくべきものをあげていきます。
オムツ
普段からオムツを利用しているお子さんがいる家庭では、当然の備えとして用意しているかと思いますが、オムツが外れている場合でも用意しておくといいです。
避難所での生活は、子どもにとってつらい環境でもあります。
その中で、不安からおねしょをしてしまう子…おしっこをコントロール出来なくなってしまう子もいます。そんな時の為にも用意しておくといいでしょう。
また、洗濯が出来ない環境の時には、下着代わりに使うことも出来ます。
汚れた下着を履かせたままにしておくよりも、衛生的です!
抱っこ紐
子どもの手を引いて避難することはとても危険です。
歩ける子でも、災害の恐怖で動けなくなってしまったり、足下が不安定な環境の中を歩いて転んでしまったりすることもあります。そうなると抱っこしてあげる事が多くなると思います。
子どもを抱っこして、荷物をもってなんて大変ですが、抱っこ紐があれば少しはその負担も軽減出来ます。
おんぶも出来るタイプの物があれば、そのほうが有効的に使えますね。
おやつ
おやつには空腹を満たすためだけでなく、子どもの心を落ち着かせる効果があります。
子どもがちょっとご機嫌斜めになりそうなとき、お菓子を渡すと落ち着いてくれる事ってありますよね。
子どもが嫌だなあと思っていることから、ちょっと気持ちを離してあげるだけでも精神的に安定することもあります。
そこで効果的なのがおやつです。
小袋に分かれているような物だと、小出しに出来るのでベストです!
お子さんの好きそうなおやつを非常用にストックしておいてあげましょう。
おもちゃ
子どもにとってどんな環境にいても「遊び」は大切です。
また、災害に対する不安な気持ちを紛らわす為にもオモチャは必要ですね。
非常用オモチャのポイントは、かさばらない物、大きな音が出ない物です。子ども用のリュックに収まるくらいの大きさの物が良いですね。
避難所には様々な人たちが集まっています。
高齢者や体調の優れない人たちにとって、オモチャの音は不快に感じてしまうかもしれません。
「子どもだから仕方ない!」と思ってくれる人ばかりではないでしょうし…。
なるべく音のでない物や、イヤホンが使える物などがいいです。
子ども用の非常持ち出し品は1つにまとめ、避難するときにさっと持ち出せるようにしましょう。
非常時の幼児の遊びに困ったら…
いつまで続くかわからない避難所生活の中で、持参したオモチャにも飽きてしまう…なんて事もあるでしょう。
そんな状況で新しいオモチャなんて用意できませんよね>_<
そんな時のために、身の回りにある物を使って出来る簡単なオモチャをご紹介します。
子どもと一緒に作れば、その行程も楽しむ事が出来ますよ!
ペットボトルボーリング
・用意する物
ペットボトル・・・6本(2~3本でも楽しめます)
新聞紙
ガムテープ
油性マジック
・作り方
1. 空きペットボトルに、油性マジックを使って好きなように絵や模様を描いていきます
2. 新聞紙を丸めてボールを作り、周りにガムテープを貼って補強します。
遊び方
ペットボトルをボーリングのピンのように並べ、少し離れた位置から新聞紙でつくったボールを転がしてピンを倒して遊びます。
何人かで遊ぶとかなりヒートアップしてしまうかもしれませんので注意して下さい。室内でやると周りの人に迷惑を掛けてしまうので、外で遊ぶと良いかもしれませんね。
年長さんくらいになると、「すぐに倒れてつまらない…」なんてこともあるかも。
そんな時は、ペットボトルに水や砂を入れて、倒れにくい工夫をしてあげましょう。
ペットボトルシャワー
・用意する物
ペットボトル
荷物を縛っていたような紐
・作り方
1. 中を綺麗に洗ったペットボトルを上から1/3位のところで切ります。
2. ペットボトルの底にきりや釘などを使って、小さな穴をたくさん開けます。
3. 切った部分に紐を付けて、ぶら下げられるようにしたら完成です。
夏場の水遊びなどで使えるオモチャですね。水の音や水に触れる感触は、心を落ち着かせてくれる効果ありです。
最後に
どんな環境であっても、子ども達には笑顔を忘れずにいて欲しいですね。
大人なら状況を理解し、多少の我慢は出来るでしょう。しかし、子どもに同じように理解してもらう事は難しいです。
状況が理解出来ないからこそ、環境の変化に順応出来ずに、ストレスとなってしまいます。そのストレスを少しでも軽減させてあげるためには、楽しむ事も必要です。
子どもの笑顔は周囲を元気にさせてくれるパワーがあります!子ども達が辛い気持ちにならないように、備えだけはしっかりしておきましょう!
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